上空20,000,000,000kmから

こんばんは!


誰が読んでいるのか、誰も読んでいないのか。読んでいるなら声をかけて欲しい...。


皆さん宇宙といえば何を思い浮かべますか?

ガンダム、プラネテス、アルマゲドン、宇宙戦争、アナザープラネット、オデッセイ、宇宙兄弟、スペースX、ZOZO...。


たくさんの漫画、アニメ、ドラマ、映画等でも宇宙は何かと取り上げられますね。

私も宇宙の話題は大好きです(理論はほとんどなに言ってるかわかりませんが)。



種子島の打ち上げを見に行きたい!



さて、先日こんなニュースがありました。


『  ボイジャー2号(Voyager2)、太陽圏を脱出  』

えっ!?


まだ飛んでたの!?という人も...


というかVoyagerって何!?という人も...




はい、調べました。(岐阜県にある「かかみがはら航空宇宙博物館」で見てきました)



簡単な説明ですが、



Voyagerは1977年にアメリカの探査機で、

「Voyager1」

「Voyager2」

の2機があり、ほぼほぼ同時に打ち上げられました。


これらの探査機には、『未知の文明との接触』という夢のような任務が含まれています。


各機にはゴールデン・レコードと呼ばれる地球の自然や文明を記録した1枚の金色のレコード・ディスクが搭載されていて、未知の文明と接触した時に地球のことを伝えられるようになっています。


ちなみにその中には55の国の言語が収録されており、日本語も含まれているそうです。(ディスクの再生方法の説明図+針付き(文明人なら使い方わかるっしょの精神))

(NASA HPよりゴールデン・レコードとVoyager)


いつかVoyagerが見知らぬ文明と接触して地球の文明を伝える。そんな子供心をくすぐるようなことを現実にやっているのです。こういう壮大なことをやってくれるアメちゃんは金も技術もすごい...。ロマンよね...。



さて、話をニュースに戻します。


このVoyager 2が脱出した太陽圏。脱出するには180億kmという気の遠くなる距離を飛ばなければなりません。


Voyager2は、その間、

木星(1979)→土星(1981)→天王星(1986)→海王星(1989)

と太陽系惑星ツアーをしていました。



と、ここで少し疑問(脱線)。

太陽圏ってそもそも何?太陽系ってやつとは違うの?



さぁ、私にもわかりません。






とも言えないので調べました。

・太陽圏は、太陽から噴き出した極高温の粒子(太陽風)が届く範囲のこと。

・太陽系は、太陽の重力の影響を受けている物質(粒子等を含む)のある範囲のこと。

広さでいえば、太陽圏<太陽系となります。



太陽圏を超えると「オールトの雲」と呼ばれる領域に入り、これを超えれば晴れて太陽系を突破となるようです。

しかし、オールトの雲を抜けるには太陽から100,000天文距離という距離を飛ばなければならない模様。

(理科年表オフィシャルサイトより)



1天文距離が約149,597,870kmなので、、、、



149,567,870,000,000kmとなります。



わかりませんよね。これは、約150兆kmといいます。


まだまだまだまだVoyagerたちは太陽系を脱出できなそうですね。。




さてVoyager2は最近この太陽圏を脱出したばかりですが、実はVoyager1は2013年9月にとっくに超えているのです(以下の記事参照)。

Voyager2は地球から180億kmって書いてあったけど、5年以上前に脱出したVoyager1は今はどこに??



あの機体はもう...。




21,686,300,000kmのところまで飛んでます!(2018/12/18/23:59現在)



およそ217億km!

(150兆kmに比べればまだそこかって感じ...)



いつのまにかVoyager1のほうが37億kmも前を走ってます...。

地球1周がおよそ40000kmだから、地球92,500周回遅れ...。小学生の言い争いレベルの距離ですわ。

ここだけの話、Voyager2はVoyager1よりも16日前に打ち上げられていたのですが、すっかり追い越されてしまったようです。



とはいえ、41年前に宇宙入りした両機はまだ飛んでいて、上空200億キロも先ににいる。

なんかこう、ぐっとくるものがありますね...。



無事心優しい文明にゴールデンレコードが届き、いつか素晴らしい返礼品が届くといいですね。



(Voyager1とVoyager2の地球からの距離は下記サイトから見れます。)

ビック製作所で打診。

現代ストレスに疲れたあなたを右から左へ受け流す。

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